4つの言葉


「聴く」

♪ドレドレ ミファミファ〜
自分で弾いて聴いてみて下さい。
自分がどういう音を出しているのか、
聴いたことがありますか?

ここから始まります。

ちがいのわかる「正しい耳」が育っていきます。
そして普遍的な「本物の音楽」を感じる力が
身についていきます。

「知る」

正しい音楽の基礎を身に着けてほしい、
と願っています。
曲のしくみ、和音の進み方、
時代による音楽のスタイルなど、
音楽にはさまざまなルールがあります。

特に専門家を目指す受験生のみなさんは、
いろんなことを自分で経験してみてください。
それが知識を身につけるために、
最も大切なことです。

「奏でる」

〜ピアノを弾く 音楽を奏でる〜

「ピアノを弾く」とはよく聞くけど、
ピアノは弾けば卒業、という楽器ではありません。

指が速く器用に動くように訓練を積み重ねて
譜面に書かれた音を全部弾けたとしても、
その曲の本来の姿が表現できたかは別の話。

音楽としての流れが感じられるかどうか。
指を動かすだけでなく、自然に呼吸しながら、
ピアノに歌を歌わせていますか?

同じ楽器を弾いても、音は人によって違います。
まずは自分の音を一緒に探しましょう。
そして曲の求める音を見つけに行きましょう。

ピアノを弾くだけでなく、奏でることを目指しましょう。
弾くのは指、奏でるのは貴方。
貴方という人の中身、全てが音楽に現われます。
弾ける人にも、まだまだこれからの人にも、
貴方の音楽にするお手伝いがしたいです。

「響き」

音符が、音になる。
同じ音でも弾く人によって全く違います。
伸びていく音、つまった音…
どう違うのか聴こうといつも耳を澄ましていると
貴方もいつか感じる時があるでしょう。
「こんなに響く音があるんだ!」

響く音によって、音楽が奏でられるのです。

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